2022 8月 07

白トリュフと黒トリュフ/ウィンタートリュフとサマートリュフの違い

Charles-Henry Lebourg
白トリュフと黒トリュフ/ウィンタートリュフとサマートリュフの違い

トリュフと言えば、独特の芳醇な香り、パスタや肉料理にたっぷりとスライスしてくれるパフォーマンスなど、お好きな方もたくさんいらっしゃるでしょう。でも、スーパーなどでみかける食材ではないですし、自分で料理することも少なく、実はあまりよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

 

トリュフは、塊状のキノコで、フランスやイタリアの山林の土の中に埋まっているため採取するのも困難で、世界三大珍味のひとつ、その希少性から黒いダイヤとも呼ばれています。実は種類も産地も豊富で、風味や食感も異なります。でも、大きく分けると、白トリュフ、ウィンタートリュフ、サマートリュフの3つにわけることができるでしょう。中でも、白トリュフは、イタリアのアルバ産が有名ですが、香りの素晴らしさは抜群で、うっとりとするような芳香がお口いっぱい、身体中、部屋いっぱいに漂います。お値段も抜群で、小売価格ですとキロ100万円はくだらないでしょう。まさに、至高の嗜好品。でも、食する価値ありです。私たちの白トリュフタルトも、去年も大変好評でした。アルバ産の香り高い白トリュフとシェフシャルルの料理で大変素晴らしいタルトでした。旬の時期も大変短いので、ぜひ、お見逃しなく。

 White TruffleWhite truffle tart

そして、ウィンタートリュフは、黒トリュフとも呼ばれており、中が黒いトリュフです。高級フレンチなどでスライスのパフォーマンスと共にいただくとしたら、この黒トリュフが多いと思います。シャルルアンリ・ルブーグでは、フランス産の黒トリュフを使っており、こちらも、とても素晴らしい香りのタルトに仕上がります。大変お勧めのタルトです。

 Black Truffle

そして、夏にも黒トリュフを召し上がることが可能です。それは、サマートリュフではありません。南半球にあるオーストラリアは8月が冬。なんとオーストラリア産の黒トリュフをいただけるのです。これは、れっきとしたウィンタートリュフ。黒トリュフの芳醇な香りがします。

 

これに対して、サマートリュフは、外側はゴツゴツして黒いのですが、中は若干薄めの茶色です。香りはあまりなく、ナッツのようなマッシュルームの香りがします。でも、見た目はトリュフですので、リーズナブルなお店では、こちらを使い、トリュフオイルを添加することで、トリュフの味と香りを再現したりします。トリュフオイルの香りをトリュフの香りだと思っていらっしゃる方もたくさんいるかもしれません。そのくらいそこかしこでたくさん使われています。でもやはり、天然の香りとは違うものです。シャルルアンリ・ルブーグでは、当然ながら、トリュフオイルは一切使いません。すべて、天然の香りです。

Summer Truffle

シャルルアンリ・ルブーグでは、冬(フランス産)と夏(オーストラリア産)に黒トリュフのタルト、そして12月頃のほんの短い期間だけ、白トリュフタルトを味わっていただくことができます。高級フレンチにいかなければ決して味わうことのできないお味をお家でお楽しみいただけます。

 

 

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